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<<   作成日時 : 2012/08/12 05:39   >>

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今回の日記は「進撃の巨人」の本誌最新話までのネタバレを含みますので100%単行本派の方、また単行本最新巻を未読の方はご注意下さい!!



















猿型の巨人の正体は、少なくとも人間じゃないんじゃないかと思います。アニ、エレンの巨人化を見る限り、巨人化した肉体は変身前の風貌に少なからず似通った姿を
しています。そう考えると他の巨人へ命令していたも合わせて思い浮かぶのは、外の世界には人間以外の知的生物が存在し、その生物が巨人を支配しているという可能性でしょう。猿型の巨人には明確に帰還するべき場所があるようなので、現在描かれている人間たちの領地以外に何らかのコミュニティが存在するのは確実でしょう。

ひょっとするとこの物語に登場する一般的な巨人というのは、その生物に飼われた人間が巨人化した姿なんじゃないかと思います。物語の歴史上で何らかの出来事があり巨人化を獲得した知的生物に人間は淘汰され、壁の内部に篭城した一部の人間を除き家畜のように支配されてしまった挙句、長い年月を経てまさに人間を狩る猟犬のようになってしまったのが巨人の正体なのではないでしょうか。

そして謎の名前である「ユミル」とは過去の人類において重要な存在であった人間の名前ではないでしょうか。家畜のように変貌してしまった巨人=人間の中にもユミルの記憶を持つものは僅かに残っている、イルゼ・ラングナーの件で巨人が襲うことを止めたのはその記憶が人間の尊厳を一瞬でも蘇らせた何かがあったのかもしれません。それがイルゼの必死にノートに書き込む姿にだとすると、ユミルとは何らかの書き手・語り手だったのでしょうか。

しかしイルゼは結局襲われてしまっている。これは巨人を罵倒したせいで巨人に支配されていることを再度自覚させてしまう結果となってしまったからかもしれません。

疑問として、巨人が壁外で闊歩していることにどんな目的があるのかという点があります。エレンの巨人化の実験を行った時のハンジの考察を考えるまでもなく、巨人になるためには明確な目的が必要のようです。

例えば「人間を見つけて襲う」というような直接のターゲットの無い目的だけで巨人化できるものなのでしょうか。しかしそうであれば、アニに地下道に追い詰められたエレンも「とりあえず巨人化してこの場を切り抜ける」という目的で巨人化できていても良い気はします。もちろん、あの場はエレンに同期生と闘うという大きな迷いがあったせいである可能性も捨てられません。

とにかく、この点については猿巨人の登場により、巨人が決して突然湧き出したどうしようもない災害などではなく、何かに操られる戦力や道具であることが明らかになったので、巨人が巨人であるに足る理由が語られる日が来るのではないでしょうか。


次に猿型の巨人とアニまたはアニが属する一派の接点、つまり仲間なのかという疑問ですが、これについては猿型の巨人が立体機動装置の存在を知らなかった点、そもそも人間相手にコンタクトを取ったのが初めてであるように取れる点、このことから直接の接点がある可能性は少ないように思えます。現在絶賛疑いをかけられている二人、ライナーとベルトルトは今回のウォール・ローゼの破壊を猿型の巨人襲撃の可能性があることを危惧しているようにも見えますが、少しこじつけになってしまう感もいなめません。

アニたちの一派と猿型の巨人、この2つの組織に考えられる関係は、敵対しているか、従属しているかです。敵対する間柄の可能性もありますが、猿型の巨人は他の巨人を率いて人間の領地を侵略するという目的でウォール・ローゼ内に進入しているように思われます。そうなるとアニたちの一派の目的であると考えられている、壁を破壊するという行為はいくらなんでも矛盾している気がします。もしくは巨人を招き入れる、壁を破壊するという行為自体に他の理由があるのでしょうか。

さらにアニは猿型の巨人と全く同じようにとは言えませんが、他の一般の巨人に干渉し操作することができています。巨人は猿型の巨人には隷属する姿勢を見せていたので、自分にとっての主人を判断できている可能性があります。エレンが初めて巨人化したときにも巨人はエレンに襲い掛かりました。となると巨人は敵味方を区別することができ、アニは従うべき相手と判断されていたと考えられるわけです。

これらから考えられるのは、アニたちの一派は猿型の巨人の手先として人間側に送り込まれた一族という可能性です。アニ、そしてエレンの回想を見る限り、巨人化は世襲されている可能性があります。つまり親から子へ、猿型の巨人からの指令を実行する立場を受け継がれているのではないでしょうか。つまり猿型の巨人の組織に属してはいるが直接の接触は今まで無い、壁を壊すという目的を果たすまで人間側に送り込まれた。

そうなるとアニの、戦士になれなかったという言葉。これは猿型の巨人の組織でありながら人間側に切り離された半ば鉄砲玉のような存在、そして同族の人間からは裏切りものと蔑まれることは明らかな立場、そういう劣等感から来るものではないでしょうか。またエレンを連れ去ることに執着したのは、勝ち目の無い人間側からエレンを助け出すという思いがあったのではないでしょうか。

そしてライナーの故郷を取り戻す、という鬼気迫る決意には、エレンに語った意味以上の思いがあると考えられますが、それが実は壁外に猿型の巨人に支配された本当の故郷が存在し、猿型の巨人の手先となりながらもいつかはその支配から脱却する、反逆の意思を抱いていることも想像できます。生まれながらにまだ見ぬ支配者の手先として暗躍しなければならない運命、それに反発する意思を持てるということは、やはり自分の支配者の存在は知りながらも驚異は実感したことが無いからではないでしょうか。


最後にアニ一派と猿型の巨人の関係がどうであるに関わらず残る謎、全ての巨人が進撃する先である人間の領地に隠されているものは何なのかです。

猿型の巨人もアニが属する一派も、単純に壁内の人間の根絶を目的に人間の領地へ侵攻している可能性もあります。しかしエレンの記憶にあるグリシャ、壁の内部に隠された巨人について追求された司祭の言葉から想像するに、少なくとも全ての人類に対してタブーとなる秘密があることは確実と思われます。

それが巨人たちの目指す明確な目に見える存在なのか、巨人を生み出してしまった罪であるような抽象的な事実なのかを想像するにはまだ情報が少なすぎるでしょう。

判明している事実として、壁の内部に隠された巨人の存在から、人類側でも巨人を制御できる事実があることでしょう。もちろんエレンが巨人化したときから既に当たり前の事実なのですが、大きなことはこの事実を隠さなければならない理由があるということです。巨人が制御できることを隠すことでどんなメリットがあるというのでしょう。単純に人類を守るためであれば、巨人化を利用しないのは合理的ではありません。むしろ一般的な巨人相手だけが相手であれば、巨人化の能力を開発していくことで人類は外の世界を取り戻すことも可能な気さえします。つまり人類は巨人化という大きな武器を手にしながら、その武器をタブー化しわざわざ壁の中で篭城しているだけ、ということになります。

人類が巨人を制御できるに関わらず、そのことを隠しながら巨人の侵攻に耐え続けた理由、それは多くの人間を巨人化の実験などで犠牲にしてしまったといった罪の意識の類からくるものでしょうか。しかしハンジが憤慨して司祭に迫ったとおり、そのために今まで、そしてこれからも多くの人間が命を落とすことになる。過去の犠牲の代償のために、これらの多くの犠牲を救うことができる可能性に背を背け続けるというのでしょうか。それだけの罪が人類にある、という可能性もありますが、それならばわざわざタブーを侵してまで人類最後の砦である巨人の壁を造る必要があるでしょうか。

書けば書くほど矛盾している気がしますが、ひとつ想像するとすれば人類に巨人を制御する技術など実は無い、ということです。エレンは恐らくグリシャの手によって偶然その力を手に入れたようですが、本来この能力は巨人側の組織だけが有するものなのではないでしょうか。

だとすれば壁は何故巨人でできているのか。もしかすると人類が今暮らしている街は巨人側の組織のもの、例えば猿型の巨人のものだったのではないでしょうか。猿型の巨人の本体となる何か、または収容所のように人間が暮らしていたのかもしれませんが、ともかくその支配を人間が奪い取り人間側の領地を獲得したと考えればどうでしょう。そうであれば司祭が壁の中の巨人への干渉に異常に恐れていたことも理解できます。もともと敵側の巨人が硬化して造られた壁。覚醒したら人類の味方になるとは思えません。

ひょっとすると前述したアニの一派についての考察、彼女たちの一族は壁内が人間以外の存在の領地であったころからそちら側の人間だったという想像もできます。そうなるとライナーの故郷を取り戻すという言葉、これは猿型の巨人からではなく、人類から取り戻すという解釈も生まれてきます。

ただし、物語の歴史には壁はあくまで巨人の脅威を防衛する目的で造られたとあります。もしこの通りであれば、やはり人類側には巨人で壁を建てるだけの能力があったことになります。

猿型の巨人を操る何かを人類自身が発生させ、さらに巨人化する方法を奪われてしまい生存競争に敗れた人類の一部が、他の人類を壁外に見捨てて篭城したと考えばどうでしょう。壁外を闊歩する巨人が見捨てられた人間が何かに支配された慣れの果てだとするならば、前述した犠牲を生み出し続けても人類が隠し続けるべきタブー足りえるような気もします。この場合もアニやライナーが巨人側の手先だった場合、仲間を欺いてでも目的を遂行するに足る理由が生まれることでしょう。

人類が現在暮らす街を巨人が侵攻し続ける理由は単純に領地を取り戻すためなのか、それともそれ以上に巨人側にとって重要な何かがある場所だからなのか。



以上、非常に長い文章となりましたが現時点での進撃の巨人考察でした。

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猿型巨人は噂によるとグリシャ イェーガーだと聞いてます
リヴァイ
2013/09/23 13:02

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